1. 男性名詞・女性名詞(その他)
男性名詞と女性名詞、基本は "-o" "-a" "-e" だけど、それ以外のまとめを少し。だいぶ面白くない単元だから、ささっと。
città(チッタ)都市、università(ウニヴェルスィタ)大学のようにアクセントがついてるものは、女性名詞で、単数・複数が同じ形。
radio(ラディオ)ラジオ、moto(モート)バイクのように、"-o" で終わってるけど、女性名詞のものもある。これも単数・複数が同じ形。
crisi(クリスィ)危機、analisi(アナリスィ)分析のように、"-si" で終わる単語のいくつかは女性名詞。これも単数・複数が同じ形。
autobus(アウトブス)バス、computer(コンピューテル)コンピューターとか英語からきた言葉は男性名詞で、単数・複数が同じ形。
男性名詞だけど、"-a" で終わって複数になると、"-i" になるものが、problema(プロブレーマ)問題、poeta(ポエータ)詩人。
farmacista(ファルマチースタ)薬剤師は、男性にも女性にも使える単数名詞だけど、複数の時は、男性名詞と女性名詞で形が変わる。女性ばっかりの薬剤師たちの時には、farmaciste(ファルマチーステ)で、男性ばっかりまたは男女の薬剤師たちの時には、farmacisti(ファルマチースティ)になる。
なんでこんなに男性と女性にこだわるのか、全部同じでいいやーん!と思ってしまうけど、ここはとにかく慣れれば正しく使えるようになるし、正しく使えてなかったとしても、ちゃんと通じる(相手が正してくれる)から、一応そういうルールがあるんだなーくらいにサラッと流してしまってOK!
giornalaio(ジョルナラーイオ)新聞屋さんとかorologio(オロロージョ)時計とか、"-io" で終わる男性名詞は、複数形の時には最後の "-o" をとってしまう。
語尾が "-co" で終わる単語は、男性名詞なんだけど、複数の時に "-chi" になるものと、"-ci" になるものがある。例えば、tedesco(テデースコ)ドイツ人はtedeschi(テデースキ)になるけど、amico(アミーコ)男友達はamici(アミーチ)になる。
同じように、語尾が "-go" で終わる単語も男性名詞で、複数の時には "-ghi" になるものと、"-gi" になるものがある。例えば、albergo(アルベルゴ)ホテルはalberghi(アルベルギ)になるけど、psicologo(プスィコロゴ)心理学者はpsicologi(プスィコロジ)になる。心理学者とか会話に登場しないと思うけど(笑)
"-ca" "-ga" で終わる女性名詞は、複数の時に、"-che" "-ghe" になるだけなので簡単。amica(アミーカ)女友達はamiche(アミーケ)。collega(コッレーガ)同僚はcolleghe(コッレーゲ)になるだけ。
最後のややこしい一山。"-cia" "-gia" で終わる単語は女性名詞で、その一つ前の文字が母音か子音によって複数の変化が変わる。"-cia" "-gia" の前が子音だったら、複数は "-ce" "-ge"。例えば、arancia(アランチャ)オレンジは、"-cia" の一つ前の文字が "n" 子音だから、arance(アランチェ)になる。scheggia(スケッジャ)切れ端は、"-gia" の一つ前の文字が "g" 子音だから、schegge(スケッジェ)。
"-cia" "-gia" の前が母音だったら、複数は "-cie" "-gie"。例えば、camicia(カミーチャ)シャツは "-cia" の一つ前の文字が "i" 母音だから、camicie(カミーチェ)。ciliegia(チリエジャ)さくらんぼは "-gia" の一つ前の文字が "e" 母音だから、ciliegie(チリエジェ)。
次は、決まり文句として覚えるもの。男性名詞のuovo(ウオーヴォ)卵は複数になると女性名詞uova(ウオーヴァ)に変換!なぜ!?そして、時々、ブドウのuva(ウーヴァ)とごっちゃになる。
mano(マーノ)は "-o" で終わるけど、女性名詞。複数はmani(マーニ)。
体の部分の名前で "-o" で終わるもの、例えば、braccio(ブラッチョ)腕、ginocchio(ジノッキオ)ひざ、dito(ディート)指、labbro(ラッブロ)唇は、単数の時は男性名詞。複数になると女性名詞で語尾が "-a" に。braccia(ブラッチャ)、ginocchia(ジノッキア)、dita(ディータ)、labbra(ラッブラ)。
本当に、全部ややこしや〜。