12. 直説法 過去形 (passato prossimo)
イタリア語は、過去形が複雑です。直説法の過去形だけでも5種類あります。直説法以外にも接続法やら条件法やらあって、これにも過去形があります。なので、全部の表現方法の過去形は9種類になります。気が狂いそう。。。
直説法とは、確実なことについて話す時、「〇〇はこうです」とか「〇〇はこれをしました」とかの表現方法です。
接続法とは、不確かな話をする時に使うもの。「〇〇だったらいいな〜」とか。
条件法とは、「もしもし〇〇だったら、〇〇だろう」という仮定の話。
この中でもよく使うのは、直説法。5種類の過去形の中でも一番の頻度が高いものが、passato prossimoになるので、とりあえずこれだけは使えるようにしましょう。後はおいおい(笑)
avere または essere と過去分詞を一緒に使います。この場合の avere や essere は現在形。
Ieri sera abbiamo mangiato veramente troppo! (昨日の夜、私たちは本当に食べすぎました!)
noi(私たち)に合わせて avere が abbiamo に変わります。そして、mangiare(食べる)の過去分詞は、mangiato。
「食べた」と言いたい時には、主語に合わせて、このように活用。
Io ho mangiato.
Tu hai mangiato.
Lui ha mangiato.
Noi abbiamo mangiato.
Voi avete mangiato.
Loro hanno mangiato.
もう一つ、essere の例文を。
Ieri sono andato al cinema.(昨日、私は映画館に行きました) だたし、これを言えるのは、男性のみ。女性が言う時、男性のみの複数、女性のみの複数、男女の複数の場合は、過去分詞の "andato" の部分が変わります。
Io sono andato.(男性、一人)
Io sono andata.(女性、一人)
Noi siamo andati.(男性のみの複数、男女の複数)
Noi siamo andate.(女性のみの複数)
誰と一緒に行ったかと言う性別が、この過去分詞のとこだけ聞いても、明確になってしまうと言うことですね。